
前橋市大手町2丁目14-6
国登録有形文化財。
設計者名は正確な記録がない。
1932年「昭和7年」竣工、献堂。
二つの尖塔を持つネコ・ゴシック様式の聖堂は鉄筋コンクリート造り3階建。
内部は3連アーチによって構成され、天井にリブ・ヴォールト様式が見られる。
ステンドグラスはフランス製で、光源はなくても反射光で色を見ることが出来る半透明のガラスが使用されている。
1945年「昭和20年」8月5日の大空襲で前橋市内は瓦礫化。
聖堂は奇跡的に消失を免れる。
終戦後、尖塔にアンジェラスの鐘が設置される。
以上はカトリック前橋教会のパンフレットより記載。
「アンジェラス」の意味・キリスト教で、「お告げの祈り」、またはそのための時刻を知らせる「お告げの鐘」をいう。
angelusは天使を意味する。
「リブヴォールト」の意味・ゴシック建築でよく用いられた天井の様式のひとつ。
ヴォールトとは、アーチを平行に押し出した形状を特徴とする天井様式や建築構造の総称。
私見・全体的に自然の光源を巧みに取り入れている。
ステンドグラスの絵柄、マリア像がこの教会がカトリックだと即理解出来る。
祭壇後方のパイプオルガンのクラシックな形状等、カトリックならではの装飾、また信仰性を感じる。
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師弟の絆と伝統の洋食。
群馬会館
前橋市大手町二丁目1番地1
昭和5年に建設された県内初の公会堂建築。
現在も公会堂として広く利用されています。
国の登録有形文化財。
設計・佐藤功一。佐藤功一の主なる作品。
早稲田大学大隈記念講堂。
日比谷公会堂・市政会館。
津田塾大学。
武蔵大学大講堂。
群馬県昭和庁舎。
前回投稿した群馬県庁舎の設計は佐藤総合計画ですが。
佐藤武夫が創設した建築設計事務所を前身としています。
佐藤武夫は佐藤功一の元で設計を学んでいます。
群馬会館の目の前に建つ群馬県庁舎。
師弟の絆を思わざるをえません。
B1、群馬會舘食堂でAランチプラスドリンクとデザート。
開館(昭和5年)から引き継がれてきた伝統の洋食、美味でしたよ。
カトラリーは全て銀製、それも磨き上げられ傷一つなく、気品高かったです。
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日本一高い県庁
群馬県庁舎。
前橋市大手町一丁目1番1号。
現在の県庁舎は1999年6月に竣工した超高層ビル。
耐震性や環境への調和に配慮した建物。
設計は佐藤総合計画。
33階建て。高さは153メートル。
都道府県本庁舎としては東京都庁舎に次ぐ高さで、県庁舎に限れば日本一。
31階は展望サロンとレストラン。
展望用のシースルーエレベータで所要時間約75秒.
地上127メートルから、赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山や前橋の市街地を見渡せる。
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それでも後悔しない
レンゲショウマ(蓮華升麻)
キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。
日本特産、山地から深山のかけての湿り気のある林下に生える。
複数の都道府県でレッドリストの絶滅危惧種指定。
撮影地・赤城自然園。
長い間憧れていた花にやっと逢えました。
100枚以上撮影した中投稿出来るのはこの一枚のみです。
遠方だったけど、撮影地は私の体力では厳しかったけれど。
それでも後悔しない。逢えただけでもう充分幸せだから。
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赤城自然園。
群馬県渋川市赤城町南赤城山892。
堤清二の構想の下にセゾングループの保有する120haを以下のコンセプトの元に造られている。
「本物の自然を知らない現代の子供たちのために、できる限りありのままの自然の状態に計画的に保全と創出によって再編し、自然と肌で接して感動を得る場をつくる」。
自然とのふれあいを重視。飲食施設等はなく入り口付近自販機のみ。
敷地内は林の下枝刈りや間引きなどを除いて最小限の開発にとどめている。
撮影・フィッシュアイレンズ
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焼き場に立つ少年
私にとっては、忘れられない写真であり忘れてはならない写真。
死んだ幼子を背負いその死体を焼いてもらう為に焼き場で順番を待つ裸足の少年の写真です。
「焼き場に立つ少年」の写真は、アメリカの従軍カメラマンのジョー・オダネル氏が、原爆が投下された後の長崎で撮影し、その後、世界中で公開されました。
オダネル氏自身も生前、来日して少年の行方を捜しましたが見つけることができず、現在も、この少年が誰なのか、撮影された詳しい場所はどこか、分かっていません。
2017年、この「焼き場に立つ少年」が再び世界の注目を集める出来事がありました。
核兵器廃絶に強い関心を示すローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が、写真に「戦争がもたらすもの」というメッセージを添えて世界に発信したのです。
初代アメリカ合衆国大統領となったジョージ・ワシントンが、1789年の最初の大統領就任式の就任宣誓の際に聖書を使用しました。
その後、他の何人かの大統領就任式でも使用されています。
それだけキリスト教徒の多い国アメリカ。江戸時代以前から一時は禁教であったキリスト教を今に至るまで守ってきた人が多い長崎。
原爆投下後も教会の多い町、キリスト教を捨てる人が少なかった長崎。
同じ神を信じる国が・・・・そのあとに紡ぐ言葉が見つかりません。
8月9日。長崎原爆投下。
☆唯一の戦争被爆国である日本の政府が、核兵器禁止条約への参加を拒んでいる事実。☆
☆核兵器禁止条約への賛同と批准の手続きを進めることを強く望みます。☆
撮影・自宅・グランドピアノの上・照明はLED懐中電灯のみ。
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頭上に咲く傘の花
撮影・群馬県館林市役所敷地内の歩道。
7色550本のカラフルな傘が夏空を彩る。
城町アンブレラスカイプロジェクト。
8月26日まで開催。
ライトアップは日没から午後10時まで。
撮影したかったけれどね。
帰宅出来なくなりそうで諦めました。
撮影希望時点でフィシュアイレンズと決めていました。
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建築への憧憬の原点
この机と椅子は、近代建築の三大巨匠の一人。
フランク・ロイド・ライトが設計したアールデコ様式の帝国ホテル旧本館(通称ライト館)にて使用されていました。
コーヒーカップもフランク・ロイド・ライトのデザインです。
フランク・ロイド・ライト設計「東洋の宝石」と称賛されたライト館の俤の一部を垣間見る思いで撮影しました。
ライトの設計には建物の床、壁、天井だけではなく、照明器具や椅子や机といった家具も全て含まれていて、建物全体が統一されたデザインによって完璧に調和していました。
特徴のある六角形の背もたれの椅子はピーコックチェアと呼ばれています。
帝国ホテルロビーにて撮影。
私の建築好きは祖母がライト館に勤務していた為、幼い頃よりフランク・ロイド・ライトの設計がどれほど優れていたかを詳細に聞いて育ったからです。
フランク・ロイド・ライトは私の建築への憧憬の原点なのです。
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スマホのアドレスは知らなくとも
1930年代の旧東京郵便局長室の内装を再現。
レタールームとして活用出来ます。
アンティーク家具とオリジナル家具をコーディネート。
レタールームのシンボルであるレトロなポスト。
ゆったりとしたスペースで、誰かに手紙を書いてポストに投函。
間接照明が優しいディスクで、何時しか疎遠になった人。
でも忘れられない人。スマホのアドレスは知らなくとも。
昔の年賀状があったなら、書いて投函してみませんか。
東京駅丸の内駅舎を眺めながら。
KITTE 4階旧東京中央郵便局長室。
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