無邪気な瞳が眩しすぎて  No3  

2017.03.21



運河3


新宿御苑の高台に造られていて 眺望の美しさで知られる台湾閣

僕は君のその手に導かれるがごとくに 池を迂回して台湾閣の裏側にある入り口まで駆けだしていた

於物魚躍の文字が目を惹く玄関付近にある丸窓

君は その丸窓に背中を預けるがごとくにして立っている

御苑の染井吉野は蕾の膨らみはあるが開花までには まだ早い

何故だろう 君の立つその周辺だけは 染井吉野が満開かのように 僕には思えた

台湾閣の入り口付近には 桜の樹木はないはずなのに・・・・

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無邪気な瞳が眩しすぎて  No2

2017.03.17



運河2


江戸時代に内藤家の屋敷であった地に 新宿御苑が誕生したのは明治の頃らしい

僕は フランス式庭園に植樹されている プラタナス並木が好きだ

プラタナス並木の下 ベンチに腰かけての読書

それが 僕のかけがえのない心の休日となってからもう長い時を経ている

あの日 僕は フランス式庭園に続く 玉藻池を中心とする回遊式日本庭園を散策していた

多種多様な桜の銘木がある日本庭園 

3月中旬の大学帰り ふとした気まぐれからの桜見物だった

昭和天皇の御成婚記念として建築された台湾閣

それは 中国風木造建築であり 玉藻池にその個性ある姿を映し込んでいる

台湾閣を見あげると 誰かが僕に手を振っているかのようだった

その手は 僕に向かってまるで国旗を振るかのように 大きな手振りになっていった

玉藻池の周りのヤマザクラの一重咲きが見事だったあの春の日 

桜なくして君を語ることなど出来はしない 

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無邪気な瞳が眩しすぎて  No1

2017.03.16



運河1


4月になると君が好きな桜花で覆われるがごとくの目黒川

目黒川は南東へ流れ 品川区天王洲アイル駅付近で東京湾に注ぐ

今 僕は運河沿いのボードウォークを一人歩いている

君が大好きな桜舞姫の舞台の幕開けが近い 新宿御苑の陽光桜の下

無邪気な幼子のように両手を広げ クルクルクルクル風車のごとくまわっていたね

誰も踏みしめぬ雪のような手の平には 薄紅色の花弁が一杯だった

喜びをあまりに素直にあらわす君の瞳が 僕には眩しすぎたんだ


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雅 第十四章 

2017.03.15



雛21


☆  雛人形は作成者の想い 飾る方々の想い 見る方々の想い 多くの人々の想いを感じずにはいられません ☆

☆  人の形になぞられて造られている雛人形 なればこそ 少しでも人間としての感情表現したいと思います ☆

☆  撮影は全てマクロレンズ 花写真と同じく前暈け背景暈け玉暈け重視です ☆

☆  段飾りは撮らない 雛人形の顔へのフォーカスは稀です りら流雛人形写真です ☆

☆  写真と記事との直接の関連性はありませんが 写真と違和感のない和歌等を添えています ☆

☆  毎日 ご覧下った方々有難う御座います  雅 今回にて最終章です ☆

☆  明日からのシリーズもご覧頂ければ 幸いです ☆


りら

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雅 第十三章

2017.03.14




雛20


しづやしづ  しづのをだまき  くり返し  昔を今に  なすよしもがな

吉野山  峰の白雪  ふみわけて  入りにし人の  跡ぞ恋しき


吾妻鏡   静御前



☆ 吉野山での義経との別離  頼朝方に捕らわれ 鶴岡八幡宮に於いて頼朝の求めに応じて舞った静御前 ☆

☆ 死罪を覚悟 義経を慕う心を歌い舞った静御前 ☆

☆ 誠に高潔  細川ガラシャと同じく 私が歴史上の人物の中 尊敬する一人です ☆


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雅 第十二章

2017.03.13



雛19


願わくは 花のしたにて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃


山家集     西行


☆ 23歳で出家  享年73  陰暦2月16日 入寂 ☆

☆ 出家後 心趣くまま諸国を廻り 近代においても名高い歌を詠んでいる ☆

☆ 桜の歌が多い 西行 生前詠む歌のごとくの人生の終幕 見事ですね ☆

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雅 第十一章

2017.03.12



雛11


春は あけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる


枕草子    清少納言



☆   春の明け方の趣 清少納言が好んだその色調 写しとってみたい ☆

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雅 第十章

2017.03.11



雛10



雛15


花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに


古今和歌集    小野小町



☆  平安時代前期 美貌の女流歌人として名高い 小野小町 ☆

☆  出自 生誕地 晩年 墓所 謎ですが 現代おいても その名と歌は色褪せることはありません  ☆

☆  恋の歌が多い小野小町  お相手は何方だったのでしょうね ☆

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雅 第九章

2017.03.10



雛13


世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし


古今和歌集   在原業平


雛16


散ればこそ  いとど桜は  めでたけれ  憂き世になにか  久しかるべき


在原業平の和歌への返歌  詠み人知らず



☆  桜への想い 日本人ならではでしょうね ☆


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雅 第八章

2017.03.09



雛18


あかねさす 紫野行き 標野行き  野守は見ずや 君が袖振る


万葉集   額田王   天智天皇の妻


雛12


紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも 


万葉集       大海人皇子       後の天武天皇



☆  額田王と大海人皇子の贈答歌  ☆

☆  後の天武天皇とその兄である天智天皇 二人に愛された人 ☆

☆  いかほどの佳人であり はかり知れない才能だったのでしょう ☆

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Author:りら

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撮る度ごとに心煌めく

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